1日1食と怒ることのリスクとは?
- 2017/12/02
- 09:33

■はじめに
前回「1日1食と笑顔の効能とは?」として、「1日1食+野菜ジュース」の食習慣の実践と笑顔でいる事には相乗効果がある事をお伝えしました。
ただし、この世の中、いつもニコニコしている訳には行きません。理不尽に思うような事もたくさんありますし、ピンチに陥る事だってあります。
人間の感情には「喜怒哀楽」があります。今回はその中の「怒」、つまり怒る事について、「1日1食+野菜ジュース」の食習慣の実践による効果と関連させて、3つのポイントをお伝えします。
【コンテンツ】
1.「怒り」は実は自分にもストレスとなる
2.「怒り」と「期待」との関係
3.”キレル老人”にならないために
それでは順番に見ていきましょう。
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■「怒り」は実は自分にもストレスとなる
多くの人は、他人に怒られるのが嫌いです。
反論できるような状況であればまだマシですが、一方的に怒られるのは、とてもストレスを感じます。
実は、「怒る」と言う行為は、怒られた側がストレスを感じるだけでなく、怒った側にも悪い影響が生じます。
怒りを感じると、
・筋肉や関節が緊張して血行が悪くなる
・ホルモンンバランスが崩れる
・心拍数と血圧が上がる
・胃腸の調子が悪くなる
といった影響があるとされています。
これらはまるでストレスを感じた時と同様です。
つまり、怒った側にもストレスと同様のダメージがあるという事です。
「1日1食+野菜ジュース」の食習慣の実践によって「1日1食の実践による血液検査結果の変化とは(1年後の経過)?」でお伝えしたように健康向上効果を得ても、「1日1食と腹痛の減少とは?」でお伝えしたように胃腸の調子が改善しても、「怒り」によるストレスで、せっかくのこれらの効果が十分に発揮されなくなる可能性があります。
■「怒り」と「期待」との関係
「喜怒哀楽」のうち、「怒」と言うのは、実は2つのステップから生じると言われています。
つまり直接的な感情ではなく、別の要因から生じる感情です。
その別の要因とは「期待」です。
良く考えてみると、相手が自分の期待通りの言動をしていないから、「怒り」の感情が出ているのだと分かります。
つまり、
期待と異なる --> 悲しい --> 怒る
と言う感情の変化があります。
ただし、「期待と異なる」かとどうかは、事実に対してその人個人が判断した結果です。
この「判断」が「怒り」につながるかどうかの基準になりそうですね。極端な事を言えば、根っから「期待」をしなければ「怒り」も生じないかも知れません。
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■”キレル老人”にならないために
歳を重ねたせいか、最近この”キレル老人”と言うキーワードが気になります。
私は幸運にもこの「お年寄りがキレた」状況に居合わせた事がまだありませんが、事例を見ていると、もし自分がそうなったら嫌だなぁ、と感じます。
お年寄りが「キレ」やすくなるのは加齢によって、自身の感情を抑制する前頭葉の機能が低下するためと言われています。
ここでポイントとなるのは、「自身の感情を抑制する」と言う部分です。
つまりもともと「怒り」の感情は持っているけど、それを前頭葉が「まあまあ」と”なだめている”という事です。
つまり”キレる”と言うのは、もともと本人が持っている「怒る性格」が表に出易くなったという事が言えます。
今からそういった「怒りの種」のようなものは排除していきたいですね。
それにはやはり心理面においては、「期待」について自身が持つ基準を変えておく事が必要そうですね。
身体面から考えると、この脳の機能低下を防止、または遅らせる事が必要です。
「1日1食+野菜ジュース」の食習慣では、1日3食の食生活と比較すると「空腹」を感じる事が多くなります。
この空腹感は「成長ホルモン」の分泌を促進したり、細胞の活性化をもたらすとされています。
いわゆるアンチエイジング効果です。
また、「1日1食+野菜ジュース」の食習慣」による健康が維持できれば、運動など脳の機能を低下させないための取り組みもできます。
「次はわが身」とならないためにも、ちょっと気をつけたいですね。
■終わりに
かく言う私も、現時点ではいろいろと「怒りの種」を持っている事は否定できません。
やはり理不尽な事はいろいろありますし、昔に比べて「できなくなっている」事で、自分に対する怒りも存在します。
先ほどの「期待」ですが、これは相手に対して抱いているものです。だから相手に対してあまり期待をし過ぎないようにするのが、「怒りの種」を排除するために必要なのかなと思います。
「こうなりたいな」と言う期待はもちろん持ち続けて、それに向かって行きたいと思います。